原状回復工事で絶対に必要なのがハウスクリーニングです。
入居の募集をかけて問い合わせから案内にて
部屋に入った瞬間
「部屋が汚いですね」
と言われたら焦りますよね。
最低限、目に見える箇所は必ず綺麗にしていると思います。
それでは目に見えない箇所は掃除しなくていいのか。
エアコンクリーニングはそもそも必要なのか今回は書いてみました。
アパートの原状回復工事でエアコンクリーニングは必要か?
結論から言いますと
「必要です!」
なぜ必要なのか実際にあったクレームを踏まえて解説します。
エアコンから臭いがする
梅雨が始まるぐらいからジメジメしだしエアコンをつけ始める方が多いです。
つけた途端、「臭い」と感じる時がありますよね。
原因は内部に溜まったカビです。エアコン内部は花粉やホコリがたまったり、カビがとても繁殖しやすい場所です。
カビが繁殖した状態でエアコンを使用すればカビの臭いがする冷気が部屋に充満することになります。
また、吹き出し口に黒い点が多数見受けられるのもカビです。ルーバーを動かした際に黒いカビが見えたら居住者さんも
掃除ができてないと思ってしまいます。
エアコンの効きが悪い
リモコンの温度を下げても冷たい空気が出ないなんてことありませんか?
大きな原因は3つです。
- コンプレッサー、センサーなどの故障
- 冷媒ガス不足
- 室内機、室外機の汚れ
1、2はエアコンの故障となりますのでメーカー修理、買い替えが必要です。
3はエアコン内部にある熱交換器の汚れが原因です。エアコンは電源を入れると熱交換器が冷たい状態になるのですが汚れが付着していると熱を効率よく熱交換器に伝えることができません。
なお、賃貸なので居住者がフィルターを清掃することはほぼ皆無だと思ってください。
原状回復工事のエアコンクリーニング費用
業者さんによって金額はそれぞれですが相場は1万円(税抜き)ぐらいではないでしょうか。
もちろんエアコンクリーニングの仕方にもよると思います。ホースで水を流すだけの清掃もあるので。
弊社では壁掛けエアコン分解洗浄を6,000円、壁掛けエアコンお掃除機能付き16,000円(税抜き)で承ってます。
単体ではなく、ハウスクリーニングとセットでお願いします。
次の章で実際の作業手順を紹介してます。
エアコンクリーニングの手順
- 動作確認、養生
- 分解
- 本体洗浄
- 部品洗浄
- 動作の確認
エアコンが正常に動くか動作確認をします。特に7年以上経過しているエアコンはメーカーからの部品供給が終わっている場合がありますので入念に確認します。
正常な動作が確認できたらエアコン周辺が汚れないように養生シートにて養生します。
主電源を切り、フロントパネル、フィルター、ルーバー、エアコン本体カバー、※お掃除ロボットを分解していきます。
※お掃除ロボットとはフィルターを自動で清掃する機能です。内部洗浄はいたしません。
電子基板の養生、本体の養生を行い、専用洗剤を噴霧し、高圧洗浄機にて洗浄します。
分解にて取り外したフロントパネス、フィルター、ルーバー、エアコン本体カバーを洗浄します。
取り外した部品を取り付け、動作を確認します。
通常の壁掛けエアコンは1時間〜1時間30分、お掃除機能付きエアコンは2時間〜2時間30分程度お時間頂戴してます。
いかがでしたか。
エアコンクリーニングで入居者さんが気持ち良く住んで頂けると思います。